いよいよ夏プールのシーズンが訪れます。
毎年全国で水の事故が多発していることを踏まえ、袋井・浅羽B&G海洋センターにて
救助及び緊急時対応訓練
を行いました。
今回の訓練は、受付・設備・監視・事務所スタッフ、水泳コーチ全員の34名が参加。
今までの救助訓練は、溺者発見~陸揚げまでを監視スタッフ中心で行ってきましたが、やはりそれだけでは足りないことに気付き、『緊急事態はパニックになる、どうすれば救急隊に一早く引渡し命を救えるか?』をテーマに、その時施設内にいるスタッフが同時に行動できるよう計画しました。
まず全体で訓練の概要を説明
AED、CPRも復習し
各自、役割分担の確認をしました
タワーは警笛の吹き方、ウェイトへの状況伝達、救急車両の手配指示
パトロールは最短救助距離、救助方法の確認
教室開催中を想定して、水泳コーチは受講生の安全をどう確保するか
いよいよ訓練の開始です!
タワーが溺者を発見、警笛連呼で館内に緊急事態を知らせます
パトロールは最短距離で溺者に近づき救助、陸揚げに向かいます
利用者を全員プールサイドにあげ、2次事故を防止
水泳コーチは教室生徒の安全確保が出来た後、救助を手伝います
CPR・AEDの実施
裏ではウェイトが事務所へ走り、救急車両の手配を指示、消防署との連絡を迅速かつ確実にするため
レシーバーを渡しプール内と状況を交信できる状態にし、溺者が陸揚げされるまでにAED・毛布を
持ってプールへ走ります
設備スタッフは、道路まで出て救急隊の誘導です
受付スタッフは入場者制限、館内利用者の説明等を行いました
全体訓練が終了した後、様々な状況での救助法を各自練習です
排水口の事故も考えられるため、全員でろ過ポンプの停止方法を習得
訓練ではその都度反省を入れながら3回実施し、全員がすべての部署を経験しました。
回を重ねるごとに緊張感と精度は高まりましたが、逆に連携が取れないこともその都度出てきて
これで一般利用者、教室生徒がいると思うと・・・・
率直な感想は、まだまだ足りないという気持ちです。
そして同時に動くことがこんなに難しいとは思いもよりませんでした。
本当にチームワークが大切なんだと肌で感じた訓練でした。
これからも定期的な訓練としていき、水の事故がZEROであるよう、
安心・安全なプールを目指し日々頑張っていきますので
これからもよろしくお願い致します。
加藤 雄士